事実と解釈
事実と解釈
物事を正解に捉えるには事実と解釈をしっかり分けることだ。
例えば、鈴木さんが5m先にいる田中さんを呼ぶ。
鈴木「田中さん!」
振り向かない。
鈴木「あれ、聞こえなかったのかな」
もう一度呼ぶ。
鈴木「田中さん!」
振り向かない。
鈴木「ん〜、聞こえてないのかな。もう一度」
鈴木「田中さん!!」
振り向かない。
鈴木「聞こえないわけないのにな、嫌がらせか?」
もう一度
鈴木「田中さん!!」
振り向かない。
鈴木「なんだよあいつ。もういいや」
あんまりないけどこんなパターン。
鈴木さんは田中さんに嫌がらせをされてると思い、嫌いになりました。
今の文章で普通に考えればそうなりますよね。
しかし
田中さんは鈴木さんが嫌いかどうかなんて分からないのです。そんな発言もしていません。
何かに集中して本気で聞こえなかった可能性もありますし、イヤホンで音楽を聴いていたのかもしれません。
なんにせよ、「事実」は「振り向かなかった」だけなのです。
好きも嫌いもありません。
すべて鈴木さんの解釈。
鈴木さんは事実ではない情報に翻弄され、自分の中で事実とみなし田中さんを評価するのです。
上司に叱られた → なんて仕事が出来ないんだ
振り向かなかった → 嫌われてるんだ
左が事実で、右が解釈
事実とは実際の出来事そのもの 誰が見ても同じものです。
解釈とは事実に自分なりの理解や意見が入ったもので人によって異なるもの。
事実と解釈をわけて考えることで、正しい情報で正確な判断ができます。
人の話を聞くときも鵜呑みにせず、事実と解釈を明確に分けた方が良い。
けっして解釈のみで人を判断するような愚かなことはしてはならない。
そしてこの考え方も
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