美容業界の発展の為に価格を上げるってなんか違くない?
昨今の美容業界、給与問題とか労働環境とか色々な話題がありますよね。
日本の美容師は安月給で歩合も少ないとか
アメリカじゃカット2万円とってる人はゴロゴロいるとか
美容師業としての価値うんぬん…。
ましてや企業が低い%の歩合でこき使ってるだの
価格競争で低価格化が問題だの。
もっと価値を高める為に価格を上げるべきだとか
それが美容業界の発展だとか。
ん、発展????
カット料金上げたい奴だけ上げれば良くない?1万でも2万でも取ればいい。
しかし私はそれが業界の発展だなんて私は思わない。
価値≠価格
価値=ニーズ
もちろんカットで1万円頂ける美容師は素晴らしいと思う。全く否定しないし同じ美容師としてものすごく凄いと思います。それでお客様が満足されているのだから。
しかし私の考えは
「お値段以上、ニトリ」
みたいなもの。
カット4000円でも10000円の満足度を与えられる技術や空間を提供したい。
そんなステキなお店あったらいいよね!
そして今以上に美容室の価格単価が上がったら誰が困るってお客様でしょ。
現に年金生活で少ない支給額から頑張って来店されてる方だっていっぱいいますよ。
(感謝!)
美容室を選ぶのはお客様。
例えばですよ。この先業界の発展の為にって
カット料金が全国平均で8000円になったら(ちょっと極端ですが)
今まで月イチで来てくれてた方は、ふた月に1回になりますよね。
一回12000円だった人が、一回20000円になったら来店周期伸びますよね。普通に考えたら。それで発展します??
もちろんお金がある人には関係ないですが
このご時世そんな余裕がある人は少ないです。一般的な話をしています。
400円の牛丼食ベて満足するのも価値
20000円のコース料理を食べて満足するのも価値です。
選ぶのはお客様。
それだけでしょ。
良い悪いなんてないんだよ!
だから1000円カットのQBハウスは物凄い勢いで発展したんですよね。
しかも業界トップレベルの福利厚生ですよ。
価格じゃないんです。
なんか業界の流れなのか低価格化は悪みたいな
業界の発展を止めてるとか
そんな風を感じましたので
記事にしてみました。
美容師さんは美容師視点でしかモノは見れない人が多いです。技術が良ければお客様が来るとか。
技術の前にお客様のニーズを知るべきです。それがマーケティングですよ!
もっと広い視野で世の中を見れれば分かると思います。低単価サロンがあるから高単価サロンがありますし差別化も出来ます。全てが同じになった時は業界の衰退の時です。どんな職種もそうだと経済の本にも書いてありました。
最後に世の中には企業努力し、しっかりスタッフに還元している企業はたくさんあると思います。
しかしお給料以外の教育や環境からの恩恵はスタッフは気付きづらいものです。つい給与にだけ目が行きがちです。
お互いがそこに気付ければ感謝しあえる良好な関係が築けると思うんですけどね。
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